進むか? 「テレビよ、さらば」
一方的に襲うような形でやってきた「地デジ化」、なんとなく面白くないという人が多い。余らせた電波を善からぬ方向に使うのではないかという噂もあるが、真偽は不明。そのテレビを真っ向から批判する記事が或る週刊誌に載った。「地デジ化」とともに音をたてて崩れゆくガラスの巨塔という特集で、テーマは「テレビよ、さらば・・・もう見たい番組、ひとつもありません」。日ごろ痛感していたこともあり、さっそく読む。番組表検証では「報道番組の増加もコストカット」に驚く。商売柄、よく視る報道番組だが、出演者やコメンテーターに新鮮味が乏しいのもそのためだったのか・・・
そんなテレビについて、内田 樹氏(神戸女学院大学名誉教授)のコメントに共鳴する。曰く「創造性をなくしているのは、一流大学出の秀才がテレビ界に殺到してきたからだ。秀才は本質的にイエスマンであり、前例を墨守し、上司の命令に従うことはうまいが、創造にも冒険にも興味がない。安定した組織を維持し、高給や特権を享受することに熱心だが、危機的状況への対応や新しいモデルの提示には適さない。テレビが復活するのは、一度どん底まで落ちて秀才たちがテレビを見限った時だろう・・・安定を求める組織には、明日はないということか・・・
今日の誕生日の花は、ヘチマ。花言葉は、悠々自適。 今日の一句は、「古希以後の ひと日大事に 糸瓜咲く」岸風三楼。
今日の記念日は、宿の日。道の日。
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