甦った「居眠り磐音」
「居眠り磐音」が画面に帰ってきた。先週末NHK・BS時代劇で再放映されたのだ。友人から借りた「居眠り磐音(いわね)・江戸草紙」(双葉文庫)全37巻、いま、26巻の「紅花の邨」を熱読中だが、つい没入してしまう。先日、放映されたのは第一巻の「陽炎の辻」(2002年作)を中心とした部分だが、改めていいドラマだと思う。江戸の下町を舞台に、いろんな人間模様が描かれていわけだが、江戸・神保小路、直心影流尚武館道場仕込みの剣術の鮮やかさと、江戸・深川下町の人情話がからみ、一気に読ませる・・・作家・佐伯泰英の筆致はすごいと改めて思う・・・
この居眠り磐音・江戸草紙の第38巻「東雲の空」が、シリーズ刊行10周年と銘打ち今月発売される。田沼意次一派との決闘シーンがどうもクライマックスになるようだが、江戸城の政治的な陰謀や暗闘に加えて、「猫が居眠りしている」ような磐音の「居眠り剣法」の描写も興味深い。ドラマで磐音を演じている山本耕二、爽やかさという点では、イメージにぴったりだ。本と同時に発売される「居眠り磐音・江戸地図」も面白そうだ。小説の舞台となった町、川、橋、登場人物が暮らす屋敷や長屋の位置が一目でわかるというだけに、江戸見物したいとまで思っている「磐音ファン」には、もってこいの本ではないか・・・BSドラマ、どうかずっと続けてほしい・・・
今日の誕生日の花は、シンビジューム。花言葉は、高貴な美人。 今日の一句は、「とん汁がいいな いつもの歩道橋」中原幸子。
今日の記念日は、阪神淡路大震災の日。
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