映画「日本の悲劇」の封切近し
いま、年金の不正受給が増えている。8月8日、東京足立区で7年前に死亡した男性の年金が1200万円も不正受給していることが発覚、日本年金機構の住基ネットの不備が原因らしい。これから高齢化がどんどん進むなかで、職場で心の病に侵されてリストラされる社員が増えるている日本・・・その死を隠して父母の年金を不正に受給しようとする人間が増えることは、切なくもあり、また痛ましい事件ではないか。8月31日に封切される「日本の悲劇」は、そのような世相を凝縮した映画であることが、昨日のTV・BS朝日「午後のニュースルーム」で紹介され、「何ともやりきれない時代になるなぁ」を痛感する・・・
番組に登場した主演の仲代 達矢氏は言う「この60年間、私は約100本の映画に出ているが、このシナリオを読んだ時、初めて出逢ったような新鮮さを覚えた。監督にこれをぜひ私にやらせてほしいと飛びついたわけである。もともと社会派作品に多く出ていた私だが、80歳になった今、こなん作品に出逢えたことは幸いだった。いま、アベノミクスで景気がよくなったといわれるが、底辺にいる多くの人たちは日々苦しんでいる。そういう人間の生ざま、死にざまを真正面から捉えている。この映画で、私は後ろ姿のまま20分間演技をするが、お客さんの想像力を掻き立てるという点で、非常によかったと思う」と。高齢化、無縁社会、年金詐取、リストラ・・・まさに日本の問題点が凝縮された映画・・・久しぶりに「仲代映画」を観るか!・・・
今日の誕生日の花は、フヨウ。花言葉は、繊細な美。 今日の一句は、「ゆめにみし 人のおとろへ ふよう咲く」久保田万太郎。
今日の記念日は、仏壇の日。
« ある「休業のおしらせ」 | トップページ | 緊迫してきた「シリア戦争」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ”古賀の乱”と報道ステーション(2015.04.13)
- 関西テレビ・報道番組「アンカー」水曜日担当・青山繁晴氏が外れる(2015.03.26)
- 関西テレビの報道番組「アンカー」消える!(2015.03.18)
- テレビ朝日の「報道ステーション」、古賀コメンテーター降板(2015.03.07)
- 映画゛紙の月」を観る(2014.12.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント