« バーナンキ議長の「Q3継続発言余波」 | トップページ | 「現金支払機」の増税デフレ »

2013年9月21日 (土)

映画「少年H」を観る

 映画「少年H」を観る。劇場公開されてから1ヵ月半、好評だった映画なのに観遅れたのは、多分「小説を読んだから」との思いがあったからだろう。主人公「少年H」こと妹尾 肇は私より4学年上だが、いわば同世代、似たような苦楽、哀歓を味わったわが少年時代のことが、映画を通じて鮮やかに甦る。なかでも、強烈だったのは、やはり飢餓感のシーン・・・焼跡の仮設住宅に入った親子4人、妹の好子が親戚の疎開先からもらってきた米で、お結びをつくり食べている。その光景を板塀の隙間から見た隣家の子供がぐずっている。クリスチャンである敏子は、お櫃を開けてお結びをつくろうとする。隣家に持って行くためだ。そのお櫃の蓋を取り上げようとする「少年H」。そしてそれをただ黙って見ている父・盛夫を激しく非難する。「家族4人が餓死してもいいのか!?」・・・

 この映画で特筆すべきは「少年H」役の吉岡 竜輝(たつき)君の好演だろう。降旗康男監督は言う「なかなか見つからず最後の最後で吉岡君をオーデションで見つけた。水谷さんと二人だけでの芝居でも結構無神経に、堂々と演じていた・・・」と。ドラマ・相棒で証明されているように、今や名優として評価の高い「水谷 豊」と堂々四つに組んで芝居をする、行く末頼もしい俳優になるのではないか。この映画が、今年6月、モスクワ国際映画祭で「特別作品賞」を受賞したことは嬉しい限り。この時、水谷 豊がロシア語で行ったスピーチ、「会場の皆さま、心より感謝します。モスクワ映画祭よ、永遠に。スパシーパ!」が会場を沸かせたというから、「さすが役者じゃのう!」・・・それにつけても思うのは、「昭和は遠くなりにけり」・・・

 今日の誕生日の花は、クズ。花言葉は、治癒。 今日の一句は、「葛の葉の 吹きしづまれば 静かなり」高浜虚子。

  今日の記念日は、ファッションショーの日る

 

« バーナンキ議長の「Q3継続発言余波」 | トップページ | 「現金支払機」の増税デフレ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画「少年H」を観る:

» 映画「少年H」その時「NO」と言えるのか [soramove]
映画「少年H」★★★☆ 水谷豊、伊藤蘭、吉岡竜輝 、花田優里音、 小栗旬、原田泰造、佐々木蔵之介出演 降旗康男監督、 122分、2013年8月10日より全国順次公開 2012,日本,東宝 (原題/原作:少年H/ 妹尾河童) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 初登場7位→6位→8位 そして圏外と少し淋しいチャート 「妹尾河童の自伝的... [続きを読む]

« バーナンキ議長の「Q3継続発言余波」 | トップページ | 「現金支払機」の増税デフレ »