金融検査官VS半沢直樹
テレビドラマ「半沢 直樹」のパートⅡが始まった。9月1日に放映されたは片岡 愛之助が演じるオカマの検査官・黒崎と半沢直樹が「伊勢島ホテル」の査定をめぐって対決するシーンが見せ場。銀行員時代、「クラケン(大蔵省金融局検査)」で散々イヤな思いをしてきただけに、その絡みには今でも胸が騒ぐ。ドラマのように、初日に大挙して本店に踏み込むようなことはない。2~3ヵ店を選んで、開店前に数名で入り、まず、出納室の現金検査や渉外行員の鞄や机の中を調べる・・・本番はやはり本店で、たっぷり時間をかけて大口融資先の資産査定(分類)を行うのである。約1ヵ月? この間、トップはじめ本部役員から支店長まで、ピリピリとした毎日を過ごしたことを憶えている・・
他方、検査をする側の立場はどうであったか? 昨2日の現代ビジネス・サイト「ニュースの深層」に載った元財務省官僚・高橋 洋一氏の「元金融検査官からみた『半沢直樹』のちょっと無粋な感想」が面白い・・・「金融検査にあたり、銀行関係者からのタレこみは確かにあり、これが重要な情報になる」に驚く。高橋氏が体験したのは頭取の情実融資に関するタレコミ。その背景にはほとんどが銀行の内部抗争である。真偽のほどが明らかではないので高橋氏の場合、頭取の親戚が経営する会社を事前に極秘で調べておいたという。これはドラマなのでリアリティに欠ける部分があるのは確か。「ちょっと無粋」に違いないが文句なしに面白い・・・ユニークな元財務官僚「高橋洋一」が、元金融検査官とは驚きだ・・・
今日の誕生日の花は、ヒョウタン。花言葉は、幸福。平和。 今日の一句は、「通るたび わざと揺らして 小瓢箪」福原良重。
今日の記念日は、ホームランの日。
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