テレビドラマ「天まであがれ!」に思うこと
わが国の「少子化」が問題になって久しい。戦前は「産めよ増やせよ」で子供が数人という家はザラだったが、現時点の出生率はたったの1.4人。少子高齢化が社会問題になっているわけだ。そんな世の中に「アンチテーゼ」として挑むドラマがある。それは1999年~2004年に放映されたTBS系テレビの「天までとどけ」というホームドラマで、子供が何と13人もいる大家族の物語である。いま、その再放送が月曜~金曜日の16時からBS・TBSで・・・それにすっかり嵌っている。ユニークな家族として異端視されるなか、それに健気に闘いながら15人家族が逞しく生きていく姿がいかにも微笑ましい。岡江久美子の母、綿引勝彦の父の好演もさることながら、13人の子役、それぞれがすばらしく、最高視聴率19%稼いだ理由がよくわかる・・・
いま、世の中に起こるいろんな社会問題の原点にあるのが「家庭教育」と言われる。兄弟姉妹の摩擦、それを裁き、説諭する父母、そんな日常のなかで「人間」が育まれていく。ドラマの丸山家では、おトイレ獲得競争から朝の1日が始まる。お掃除当番も兄弟姉妹が鳩首合議で決める。なにせ15人家族だ。その喜怒哀楽のネタは尽きない。が、深刻な問題にもぶちあたる。教育とカネだ。日本の少子化の原因そのもの。苦しむ丸山家。だが、子供たちは弟や妹のために自己犠牲を真剣に考えるのだ。そこには「我がまま」はない。非現実的な話だが、孝行心を含む真の家族愛が、そこから生まれるという示唆的なドラマだ!・・・これだけの名子役をアレンジした澤田 隆治プロデューサーに感服・・・
今日の誕生日の花は、アカシア。花言葉は、優雅。友情。 今日の誕生日の花は、「アカシアの 花のうれひの 雲の冷え」千代田葛彦。
今日の日は、大仏の日。
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