「五木・親鸞」を改めて読もう!
10日のテレビBSジャパン・「週刊ニュース新書」に出演した作家・五木寛之氏の話を録画で視聴、感銘する。聴き手はジャーナリスト・田勢康弘氏。日刊ゲンダイに6年がかりで連載した「親鸞」について、少年時代から90歳で亡くなるまで、ありのままの姿を面白く書いたと言う五木氏。従って、聖人・親鸞ではなく、あくなでも人間・親鸞に視点を置いて書いた物語で、皆さんに気楽に読んで貰えるものにしたかったという。お蔭さまで単行本で、200万部も売れたというから「凄い」の一言に尽きる。連載した日刊ゲンダイ紙の売れ行きに大いに貢献したことは言うまでもない・・・
今年は戦後70年という。昭和20年に生まれた「日本」という赤ちゃんが、70歳の古希を迎えたということ。もはや、おじいちゃんであり、おばあちゃんだ。人生という山を登りつめて、いま下山に入っているところ・・・辺りの景色を眺めながら、ゆっくり下りるといい。90歳で亡くなった親鸞は、7、80歳代に大きな仕事を成し遂げている。論語に「子曰く、君子は坦(たいら)かに蕩々たり。小人は長(とこし)えに、威々たり」とある。つまり、君子は理想を持ち精進しているので、心が充実して穏やかな気分でいられる。これに対し、小人は心の充実感がないので、くよくよし、気分がめいってしまう。長生きする人の脳には絶えず刺激があり、活動しているからいつまでも元気でいられるという。これからの高齢化社会、まさに心すべきことではないか・・・時折新聞で読んでいた「五木・親鸞」、改めてじっくり腰を据えて読むとするか・・・
今日の一句は、「更けて焼く 餅の匂いや 松の内」日野草城。
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