黒田日銀総裁の「オフレコ発言」の中身
2月12日の「経済財政諮問会議」の席上、黒田日銀総裁が、何か重大な発言をしたらしいが議事録にも載らず「オフレコ扱い」になっていた。その席には、安倍首相以下30人が出席しており、自民党政務調査会、税制調査会の幹部たちには一応伝えられたらしいが、黒田発言が「オフレコ扱い」なんて尋常の沙汰ではない。何を言ったのか? ”日本国債はダメかもしれない”との弱音を漏らしたというから、さもありなんだ。2月に行われた新規国債(10年満期)の入札では、金融機関の買い手がつかずに金利が急上昇、その影響ですでに市場に流通している国債取引でも「投げ売りが出たらしい。今日、発売の週刊ポストが、その辺の事情を詳しく書いている・・・
すでに3メガバンクは国債暴落を視野に入れて手を打っているのは周知の事実。それでもメガバンク3行は約76兆円の国債を持っている。某メガバンクの幹部は言う「国債相場が急落しても損失が出ないようにデリバティブでしっかりヘッジをかけている」と。国債暴落を見越しての”カラ売り”をかけていると白状しているようなもの。「節度を失った日銀の国債買い入れは、海外投資家や市場から財政赤字の穴埋めとみられても仕方がない。今後、格付けがさらに下がれば、黒田総裁が心配するように国債が暴落する可能性が高まる」(真壁昭夫・信州大教授)。ハイパーインフレの危険が近づいてきたということか?・・・安倍官邸と黒田日銀の溝、さらに深まる?!・・・
今日の一句は、「早春の 雲白馬なり、白兎なり」横田青天子。
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