テレビ朝日の「報道ステーション」、古賀コメンテーター降板
昨6日のテレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」にコメンテーターとして出演した古賀茂明氏(元官僚)、聞いていて何か調子がおかしいのだ。シビリアンコントロールの閣議決定が近々なされる話の中で、古賀氏は言う「先日、中東・某国の大使が私に『日本はいい国だったのにね』と言った」と。イスラムに偏見を持たなかった日本が、明らかに変わり、「米国と一緒に戦争をするんだ」というイメージを彼は強く持ったらしい。2月11日の安倍首相の施政方針演説にも、近代化が進んだ欧米列強の姿を目の当たりにした岩倉具視の言葉を引き合いに出し、「明治の日本人にできて、今の日本人にできぬはずはない。前に向かって力強く踏み出そう」と檄を飛ばしている・・・
その古賀さんが3月末をもって「報道ステーション」のコメンテーターを下ろされるという。安倍首相の気に染まぬことを言いすぎたかららしい。籾井NHKならいら知らず、テレビ朝日がなぜ? メールマガジンによれば、こうだ。「テレビ朝日の報道局長、篠塚さんっていうんですけれど、この人がもう絶対古賀は出すなという厳命を下したみたいなので4月以降は出られない。実はこの篠塚局長っていうのはずっと早河会長の懐刀というか、茶坊主でみたいな人手で・・・」。安倍官邸から睨まれていた古賀さんが遂に引導を下されたというわけだ。それにしても、妙な雰囲気になってきたと思わざるを得ない・・・「こうなってくれば、むしろモノが言いやすくなってきた」という古賀さんの意気込みに敬意を表するほかない・・・
今日の一句は、「美しき 春日こぼるる 手をかざし」中村汀女。
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