21世紀センバツ枠の松山東高校と正岡子規。
今日の毎日新聞「記者の目」に注目する。筆者は松山支局・黒川 優氏。曰く「今年のセンバツに選ばれた『選抜21世紀枠・松山東高校』、82年ぶりに甲子園出場を果たし、1回戦で二松学舎大付属高校(東京)を破って甲子園初勝利を挙げ、二回戦では準優勝校の東海大四(北海道)を苦しめた。松山東高校は旧制松山中学、俳人・正岡子規の母校で文豪・夏目漱石が教壇に立ったことでも知られる」・・・黒川記者の「松山東の礼讃記事」が続く。確かに観ていて爽やか感が随所にあったことは事実。また、応援も質量ともに凄かった。スタンドの一般観衆も精一杯、声援を送ったのであろう・・・
子規は野球が日本に入ってきた頃の熱心な選手で、ポジションはキャッチャー。1889年(明治22年)、喀血するまでやっていたというから、根から野球好きだったのだろう。「まり投げて 見たき広場や 春の草」という句や「九つの人 九つの場をしめて ベースボールの始まらんとす」との歌も残している。他にも、「バッター」「ランナー」「ホォワボール」「ストレート」「フライボール」などの外来語を、「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」と日本語に訳している。それらのことが評価されて子規は2002年、野球殿堂入りを果たしている。松山中学の先輩として正岡子規は、草葉の蔭から後輩たちに称賛のエールを贈ったに違いない・・・センバツ21世紀枠、これからも懐かしい高校が出てきてほしいと思う・・・
今日の一句は、「春や昔 十五万石の 城下哉」正岡子規。
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