なぜ強い「鳥取城北高相撲部」
今日(24日)の毎日新聞、オピニオン欄の鳥取城北高相撲部監督・石浦 外喜義氏のインタビュー記事に感銘。この春場所で教え子4人の関取が全員勝ち越した。監督の長男、十両14枚目「石浦」が9勝6敗と一番危なかったが、白鵬を破った照ノ富士は13勝を挙げ、逸ノ城も勝ち越して三役に返り咲く見込みという。「どんな指導をしているのか?」に対し、石浦監督は言う「私は技術は教えない。礼儀、マナー、私生活の態度を厳しく指導している。謙虚な姿勢を持ち、誰からも尊敬される力士になれということ。また、強いからこそ皆から慕われ、憧れの存在にならないといけない。勘違いさせないためにも、うちの寮では3年生がトイレ掃除をするようにしている」と。やはり「謙虚な姿勢」の重要性を説き、その実践を強く求めているのだろう・・・
モンゴルからの留学生について、監督は「彼らには家族愛が強くある。ただ『強ければ良い』がありすぎて、調子に乗りやすい傾向も。一方、日本の子はやさしくて謙虚。留学生もその点を懸命に学ぼうとしている。私は相乗効果を感じている」と言い、逸ノ城については「初めて会った時、遊牧民というのがとても魅力的だった。大草原で育ったこの子が日本に来たら、食べ物から何から何までびっくりするだうなと思った。彼が部屋に溶け込んで切磋琢磨できたら、面白いチームができるだろうなぁと思ってスカウトした」と言う。彼らに求めることは「先生が来たから稽古をするというのではなく、自ら努力する、『うそのない稽古』」。彼らを育てた指導者の言やよし。その将来が楽しみだ・・・今、教え子力士が17人。今年4月から鳥取城北高校の校長に就任した石浦氏、名リーダーのますますの健闘を祈りたい・・・
今日の一句は、「人肌の 光あつまり 遅桜」原 裕。
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