学問・資格

2013年3月30日 (土)

海外へ教育移住の時代に・・・

  先日、「グローバル時代に生き残る経営者の条件」という講演を聴いたが、その必須条件は、「ビジネスの場で英語運用能力のない人間は生き残れない」という内容。驚くと同時に、さもありなんとの思いも強く持つ。まさに、英語は今や「グローバル言語」であり、これからもその傾向がますます強まると思うからだ。自分はともあれ、問題は子供や孫たちだ。20歳代ではラストチャンスといわれる英語を覚える力、やはり若い頃から学ばせる必要がありそうだ。そこで欧米にあるボーディングスクール(寄宿制中等教育機関)へ通わせいる経営者が、最近とみに増えているという・・・ 

 30日・NHKテレビ・報道番組「Bizプラス」で報じた「増える教育移住」が興味深かった。欧米は遠くて費用が高すぎる。そこでアジアにあるボーディングスクールに教育移住をさせているという。人気なのはマレーシアに進出した英国の名門校、授業はすべて英語で授業料は年間150万円、仕送り額は月20万円だ。今、アジアで学ばせる日本人の小中学生は昨年で2万6千名という。親は言う、「子供に残せる財産は教育が一番」そして、「壁を乗り越えて強い国際人になってほしい。相当もまれてくることだろうが、いい経験になるはず」と・・・「可愛い子には旅ならぬ海外(留学)移住させろ」の風潮に!・・・

 今日の誕生日の花は、キンチャクソウ。花言葉は、幸福。平和。 今日の一句は、「酔ふとなく はずむ話や 春火桶」西島麦南。

 今日の記念日は、マフィアの日。    

2012年6月11日 (月)

「日本から大学が消える日」

 週末のTV報道番組(BS朝日)に「田原総一朗」「榊原英資」「竹中平蔵」が揃って出演、サンプロ以来の久しぶりの討論で、「中韓に負けるな『日本企業生き残りの条件』」というテーマだけに面白かった。「日本企業がなぜ元気がないのか?」は、このグローバル化の時代に、若者が内向き指向に陥っていることを理由に挙げた。そのためには大学の改革が不可欠だが、それができない法律やシステムが日本にあり、それを改めることは難しいという。大学には「経営」という言葉はなく、あるのは「自治」。つまり、声の大きいものが叫べば通る労働組合のようなもの・・・榊原、竹中氏は現役の大学教授だけに、その批判は具体的でかつ強烈だ。かつては「論敵」だったこの二人、この日は妙に意気投合的な雰囲気だった・・・

 今朝のサイト探訪で山口 巌氏(コンサルタント)のブログ「日本から大学が消える日」に注目する・・・ユニクロは昨年から大学1、2年生を採用しだしている。インターンシップを経て大学卒業後に正式入社となるわけだ。柳井社長は言う「大学の休みの時に店舗で仕事を経験し、卒業と同時に店長になることを目指してほしい」と。つまり、ユニクロとしては大学教育の価値をこれっぽっちも認めていないということ。入学した大学名と学生の人柄を含めた、いわゆる人物本位、「人間力」を評価して採るわけである。新入社員教育に費やすコストはバカにならない・・・「卒業証書」が海外旅行のための「パスポート」の時代は、間もなく去る?!

 今日の誕生日の花は、ユリ。花言葉は、威厳。 今日の一句は、「草山や この面かの面 百合の花」高浜 虚子。

 今日の記念日は、傘の日。