まだ「解決」の道見えず
イスラム国の人質事件、彼らが期限としていた72時間はとっくに過ぎ、今日ぐらい何か動きがあるかと思っていたが、これといったものはない。ただ、昨夜9時頃、こんなメールが届いたという。曰く「緊急。イスラム国は日本人人質の処刑へのカウントダウンを始めることを発表するだろう」。また、今朝5時頃、「イスラム国は急いでいない。期限は切れたが、次の期限を決めるのもイスラム国の方だ」と。発信源は不明。従って、真偽は定かでない。まったく舐めたような話だが、状況は五里霧中のまま。現地で指揮をとっている中山副大臣の動きが昨夜から、急にあわただしくなったという・・・
協力を求めていたヨルダンやトルコから何か情報があったのだろうか。例えば、交渉相手を掴んだとか・・・。しかし、交渉と言っても「テロには屈しない」という方針を政府が出している以上、「今さらカネを出す、とか、金額を負けてくれ云々」は言えない。「人命を第一に考える」方に重点を切り替えれば、フランスやトルコの人質救済法、つまり、知恵を出して解決し、あとは「ノーコメント」を決め込むこと以外にない。しかし、昨日のダボス会議で、ケリー゛米・国務長官が言った「あんなモンスターの集まりのようなイスラム国は、絶対に倒さなければならない」を日本側が遵守するとすれば、中山副大臣の「わたしは絶対あきらめない」が、空しく響く・・・時計は止まらない。どうなるのだろうか?!・・・
今日の一句は、「床踏んで 宵天神に 参りけり」鳥道 素石。