今朝の毎日新聞のコラム「時代の風」は、浜 矩子同志社大教授の「さらば朦朧政治」、なかなかの傑作だった。中川蔵相の「朦朧会見」を落語「宗珉の滝」と対比して皮肉っていたからだ。
彫りの名人、横谷宗珉が弟子の宗三郎に殿様から依頼された鍔の彫り物を命じる。宗三郎は酒を飲まないと仕事ができない。師匠は苦言を呈するが耳を貸さない。案の定、飲んだくれの仕事に殿様はお気に召さず二度拒否する。心を入れ替えて断食し、滝に打たれ、精進潔斉して挑んだ三度目がようやく殿様のお目にかなう。そして、鍔に彫られた滝から本当の水しぶきがあがったという。
注目すべきは、ひいき筋でもある宿屋の主人、岩佐屋松兵衛の態度だ。熱心なサポーターとして、酒を飲む宗三郎を再三叱りつける。三度目、もし失敗すれば腹を切るという宗三郎の思いを買って、その時は自分も死ぬことを決意する・・・
自分がひいきにしている者の失態は、すなわち自分の失態だと心得て揺るぎない。政治家もこうあるべきではないか・・・今度の「朦朧事件」は、麻生首相の盟友であり腹臣である人間の失態だ。これは自分の失態でもあるという自覚に甚だ欠けるのではないか。
2月21日、今日の誕生日の花は、カンシロギク。花言葉は、清純。 今日の一句は、「冴え返り 冴え返りつゝ 春央(なか)ば」西山泊雲。
明日の記念日は、富士山の日。ふろしきの日。税理士記念日。