中国の大気汚染と日中関係
中国の大気汚染が深刻化している。北京、上海、天津などの大都市に被害が続出、これが原因でぜんそく、肺がんに罹り、亡くなった人は8000人に達したというから怖ろしい。何でも、このガスは「PM2.5」というものすごい細かい粒子で、よくわからないいろんなものが混ざっており、予防が不可能というから厄介だ。原因は、自動車や工場からの排気ガス、家庭暖房用石炭の煤煙など・・・政府は「外出をできるだけするな」「医療用のマスクをつけよ」「洗濯物は室内で干せ」と言っているらしいが、そう簡単にきれいになるものではない・・・
ところがこの大気汚染、偏西風に乗って北九州を襲っている。太平洋高気圧が張り出す夏頃までは、大気汚染圏に入る日本列島は要注意だ。これの改善には公害先進国「日本の技術」が必要という。しかし、今は、支援を頼む、頼まれる状況ではない。しかし、放っておくと日本も困るのだ。まさに「痛し、痒し」。そこで頭に浮かぶのは、前中国大使の丹羽氏の話だ。中国を去る日、会談に応じた中国首脳が丹羽氏に言ったのは「いろんな点で日中関係は仲良くしないといけない。環境問題もその1つとの認識がある」と・・・結局、逃げられない隣国同士。仲良くやっていく以外の選択肢はない(2/4毎日新聞の丹羽発言)・・・
今日の誕生日の花は、ボケ。花言葉は、平凡。熱情。 今日の一句は「紅貝を 重ねしさまに 木瓜の花」福田蓼汀。
今日の記念日は、プロ野球の日。